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夏休みタイトル17




魔法使いサリーが終わりかけた頃、おばさんが「遅いわねぇ……」と言いながら、麦茶のお代わりを持って来た。
僕はそんなおばさんに「はぁ……」と目を伏せながら、ズボンの中でカチカチになっているチンコを必死に隠した。

おばさんはグラスに麦茶をトポトポと注ぐと、「もう少し待っててやってね」と優しく微笑み、そのまま玄関へと向かった。
猫の額のような玄関でサンダルを履くおばさんを見た僕は、青いビニール簾の隙間からソッと外を見た。
車も入れない程の細い路地の奥に小さな空き地があった。
その空き地の隅に、まるで時代劇に出て来そうな小さな小屋がポツンと立っていた。
おばさんはサンダルをカラカラと鳴らしながら、その小屋に向かって進んでいた。
その小屋は、この長屋の共同便所なのであった。

僕は我慢できずに勝手口に向かった。
慌てて靴を履くと、そのまま表の路地に向かって雑草だらけの小道を進んだ。
僕は、おばさんが向かう共同便所に向かっていた。
その便所には個室の中を覗ける穴が開いている事を僕は知っていたのだ。

小屋の裏に着くと、小屋の中を歩くおばさんの足音が聞こえて来た。
この共同便所には二つの個室があり、そのどちらにもノゾキ穴が仕掛けられていた。
因みに、その穴は敏光が空けた穴だった。
敏光は、この長屋に住む女子高生のカオリちゃんのおしっこシーンを覗きたくてその穴を空けたのだが、しかし、いきなりカオリちゃんのウンコシーンを見てしまい、幻滅した敏光はこの穴をプラモデルのパテで塞いでしまったのだった。

僕はそんなパテ埋めされた穴に、名札の針をソッと突き立てた。
おばさんがどちらかの個室に入る前にと、急いで二つの穴に針を刺した。
塞がれていたパテが便器の中にコロコロッと転がる音が聞こえて間もなく、その個室の扉がスっと開いたのだった。

おばさんは白いワンピースをスルスルッとたくし上げると、白いパンツを曝け出した。
そのパンツは昨夜のベージュのパンツとは違い、妙に小さなパンツだった。
後からはお尻のワレメが顔を出し、前からは黒々とした陰毛がはみ出ていた。

そんな小さなパンツを膝までスルスルと下ろしたおばさんは、そのまま青い便器にしゃがんだ。
便器のすぐ横に空いている穴に顔を押し付ける僕の首には、尖った雑草がツンツンと突き刺さっていた。

しゃがんだ股間の裏側を覗き込むようにして見ていた僕は、そこにパックリと開いているおばさんの陰部が、昨夜とは全く違うモノに見えた。
昨夜のおばさんの陰部は、まるで熱帯雨林に生殖する肉食植物のウツボカズラのように、獰猛に口を開きながら粘着性のヨダレを垂らしていたが、しかし、今のおばさんの陰部は潮干狩りで捕まえられたハマグリのようにギュッと口を閉じていた。

そんなおばさんのワレメがヒクッヒクッと二回動いた。
ワレメが動くのに連動して、茶色い肛門もヒクヒクと動いていた。
それは突然飛び出して来た。
ヒクッ、ヒクッ、と二回動いた瞬間に、ワレメの上のほうからシュッ! と音をたてて飛び出してきたのだ。

それは凄まじい勢いの小便だった。
あまりの勢いに、閉じていたワレメがジンワリと開き出し、その奥にあるピンク色の秘部が顔を出した。
そんなピンク色にテラテラと輝くワレメの奥を見つめながら、あの中におっちゃんのペニスが出たり入ったりしていたのだと昨夜の出来事を思い出し、おもわず僕は雑草に埋もれながらチンコをシコシコとシゴいてしまった。

おばちゃんの小便は、青い便器の中で激しく飛び散っていた。
その膣からはまるで蛇が威嚇するような音が、シューッ,シューッ,と響き渡っていた。

飛び出すのも突然なら、止まるのも突然だった。
いきなり小便がピタッと止まると、ベロリと口を開いた膣からは黄金色した小便の雫がポタポタと垂れた。
その雫が肛門へと移動しかけた頃、おばさんが握った紙がそれをいとも簡単に拭き取った。

紙で陰部を拭き取る、カサカサカサっと乾いた音がいやらしく響いた。
僕は紙で拭かれる事で変形する膣を眺めながら、「うっ」と小さく唸った。

僕のチンコから、ピュッ、ピュッ、と飛び出す精液が、緑の雑草に飛び散った。
凄まじい快感に襲われた僕は、地面に横たわったまま足をピーンと伸ばし、そして太ももに小さな痙攣を感じた。

おばさんが戻る前にと僕は慌てて今来た道を戻った。
勝手口に飛び込むと、家の中から『黄金バッド』の笑い声が聞こえて来た。
いつしかテレビのチャンネルは『夏休みマンガ劇場』に変わっていた。

いきなり勝手口に飛び込んで来た僕に、知能遅れの弟が「わあっ!」と叫び、、手に持っていたスイカを床の上にボテッと落とした。

スイカはパックリと割れ、真っ赤な身を爛々と輝かせた。
それはまるでおばさんのパックリ開いたアソコのようだった。

(つづく)

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