スポンサーサイト

--/--/-- -- --:--

上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。
スポンサー広告
夏休みタイトル13




なんと言葉をかけていいのかわからなかった。
今まさに、目の前で母親が父親以外の男とセックスしようとしているのだ。
それはきっと、僕が見た『姉のセックス』よりも、十倍、いや百倍は残酷だろうと素直に敏光を同情した。

「二万円で良かったんだよね……」

服を脱ぐ音と共に、おっちゃんのそんな声が聞こえて来た。

「……すみません、無理言って……」

おばさんが金を受け取っていた。
お札が擦れるカサカサと乾いた音が、襖の向こうで怪しく響いていた。

「しかし、あの真面目な圭ちゃんがねぇ……最初、この話し聞いた時、まさか圭ちゃんが! って驚いちゃったよ」

オカマのように「うふふふふっ」と笑うおっちゃんは、かなり嬉しそうだった。

「ごめんなさい。こんな事をお願いできるのは古瀬さんしかいなくて……」

「やっぱり、別れた旦那の借金かい?」

「……はい。今月は、子供達の水着を買ってやったりと色々物入りだったんです……だからサラ金の返済ができなくて……」

そんな母親の言葉が辛いのか、敏光は慌てて両耳を塞いだ。
僕は、プール開きの日に、兄弟お揃いの水泳パンツを「新品なんだぞ」と皆に威張っていた敏光をふと思い出し、心が痛くなった。

「まぁ、私に出来る事ならこれからも協力するから、遠慮なく何でも相談してよ……うん、ほら、緊張せずに……もっと肩の力を抜いて……」

そんなおっちゃんの言葉の後、突然、襖の向こうが静かになった。
シーンと静まり返った襖の向こうからは、微かに畳が擦れる音だけが聞こえて来た。

「達也……」

敏光はギュッと目を瞑ったまま僕を呼んだ。

「うん……」

「見ないでくれ……」

敏光は奥歯をギリギリと噛みながらそう呟いた。

「もちろんだよ……」

僕はそう答えながらも、今、襖の向こうでおっちゃんと敏光のお母さんがキスをしているのを知っていた。
そう、僕の目の前の襖にはもうひとつの穴が開いており、そこから襖の向こう側が丸見えだったのだ。

二人の舌が濃厚に絡み合っていた。
おばさんが舌をダラリと突き出し、それをおっちゃんが、まるで果物にむしゃぶりつくかのようにしてジュブジュブと舐めていた。
そんな湿った音が襖の中にも聞こえて来た。
「くそっ」と呟く敏光は、押入れの奥に脱ぎ捨ててあったおっちゃんのジャンパーを引きずり出した。
そしてそれを防空頭巾のように頭からスッポリと被りながら、目の前で起きているこの地獄から逃げた。
が、しかし、僕の目は、襖の穴から見えるその地獄に釘付けなのだった。

おばさんは、どことなく夏目雅子に似ている美人だった。
去年の夏休み、敏光の家に泊まりに行った事があった。
六畳の部屋に、僕と敏光と弟とそしておばさんが四人並んで寝た。
その時、ふと夜中に目を覚ました僕は、隣りで寝ているおばさんの寝顔を見た。
窓から差し込む月の光りに照らされたその寝顔は、背筋がゾッとするほどに美しかった。

そんなおばさんが、今、薄汚いおっちゃんに汚されようとしている。
カラカラに乾いた喉をゼェゼェとさせながら、ソッと敏光を見た。
敏光はジャンパーを頭から被ったまま、踞る肩をブルブルと震わせている。

敏光に気付かれないように、静かに首の角度を変えた。
おっちゃんの右手が、おばさんの胸を服の上から揉みしだいていた。
それはソフトボールくらいの膨らみだった。
モミモミと滑らかに動き回るおっちゃんの手の動きを見て、水を半分しか入れていない『柔らかい水風船』を揉んでいるようだと思った。

おっちゃんのもう片方の手は、スカートの中をモゾモゾと弄っていた。
時折、乱れたスカートの裾から真っ白な太ももが顔を覗かせていた。

「圭ちゃん、凄く濡れてるね……久しぶりだからかな?」

おっちゃんはそういやらしく笑いながら、スカートの中に入れていた手をソッと抜いた。
そんなおっちゃんの指先はキラキラと濡れ光っていた。

おっちゃんは、そんな濡れ輝く指先をおばさんに見せながら「何年ぶり?」と聞いた。

「夫と別れてからは……一度も……」

おばさんが恥ずかしそうにそう答えると、おっちゃんは「じゃあ十年ぶりくらいだなぁ」と嬉しそうに微笑んだ。

おっちゃんはそう微笑みながら、自分のズボンのベルトをカチャカチャと外し始めた。
そして、「しゃぶってくれるかなぁ……」と囁きながらズボンをズルズルと脱いだ。

パンツを脱ぎ捨てたそんなおっちゃんの股間には、あの時、お姉ちゃんがシコシコさせられていた巨大なチンコがピクピクしていた。
それはまるで、空き地に突き刺さっている杭のように、天に向かってピーンっ突き立っていたのだった。

(つづく)

《←目次》《14話へ→》


 ランキングに参加しております。このブログが面白いと思われましたら、何卒、応援の一票をお願いします。
 FC2バナー1 人気ブログバナー にほんブログ村 小説ブログ 現代小説へ
変態性欲者

アクセスランキング
上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。