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夏休みタイトル3



八月に突入すると暑さはより強烈なものとなった。
冷蔵庫にぶら下がる温度計は二十九度を指していた。言うまでもなく熱帯夜だ。

その冷蔵庫のすぐ横に勝手口があった。
僕は冷凍庫の中から氷をひとつ摘まみ上げると、口内にツルンっと滑り込ませた。カラカラに乾いた喉に溶けた氷の冷たい汁がじわじわと浸透していった。

息を殺しながら勝手口を出た。生温かい夏の夜風がムワっと襲い掛かってきた。細い路地を進みながらソッと二階を見上げると、お父さん達の寝室の窓は漆黒の闇に包まれていた。遠くの方で救急車のサイレンが鳴り響いていた。静まり返った二十三時の住宅街に、僕の足音だけがひたひたと響いていた。

夜中に家を抜け出すのはこれで三度目だった。
という事は、夜中にここに訪れるのはこれで三度目という事になる。
古瀬文具店。そう書かれた入口のサッシ戸には、少し黄ばんだ白い布カーテンが引かれていた。

店前の道路をキョロキョロと確認した。
人も車も見当たらない静まり返った道路は、まるで『死の街』のように薄気味悪かった。
遠くの交差点でチカチカと点滅している赤信号が、その不気味さを更に濃厚に演出していた。

サッシ戸に身を屈め、カーテンの隙間から店内を覗いた。中は真っ暗だった。
そのまま家の横の路地へと進み、息を殺しながら暗闇に目を凝らす。その路地におっちゃんの自転車は見当たらなかった。
どうせ今夜もいつものスナックに繰り出しているに違いない。

そう思った僕は、路地の奥にある勝手口のドアに手を掛けた。
ドアはいとも簡単に開いた。おっちゃんは、日頃、鍵を持ち歩かない。だから鍵が開いているという事は、おっちゃんは留守だと言う事だった。

勝手口から台所に侵入し、見慣れた居間を横切る。ズック靴は重ねて握っていた。
いきなりおっちゃんが帰って来たら、寝室の窓から脱出するつもりでいた。

煎餅布団が敷きっぱなしの寝室に入ると、まるで犬小屋に顔を突っ込んだ時に臭って来る饐えたニオイがムンムンと漂っていた。

寝室の奥の窓から、裏の板金工場を照らす白いサーチライトが差し込んでいた。
暴走族の少年達がシンナーを盗みに来るため、この板金工場は一晩中サーチライトを照らしているのだ。

そんなサーチライトの灯りを頼りに、押入れの襖をズズズッと開けた。
強烈なカビ臭さが鼻につき、思わず僕はウッと顔を背ける。
ドキドキしながら大量に積み重ねられたエロ本の山に手を伸ばした。
最初に手にした雑誌は前回見た『変態SMの館・六月号』だった。これは、やたらめったら身体中を縛られた女ばかりが載っている雑誌で全然おもしろくなかった。

上の方に積み重ねられている雑誌はもうほとんど目を通していた為、底の方から雑誌を引き抜こうと、山積みになった雑誌の中に手を突っ込んだ。

当てずっぽうに引きずり出した雑誌の表紙には『ゆう子 十二才』と書いてあった。
十二才という事は僕よりひとつ年上だった。
歳が近いせいか、僕の心はムラムラと優子に惹き付けられた。

ドキドキしながら最初のページを捲ると、いかにもNHKの教育番組で気色の悪い人形と理科の実験をしてそうな女の子が、全裸で体育座りをしながら股間を手で隠していた。
自分と同い年の少女が、こんな雑誌でこんな淫らな格好をしている事に素直にショックだった。

僕はページを捲りながらズボンのチャックを開けた。固くなったチンコが金色のチャックの中からピコンっと顔を出した。
猫のように四つん這いになりながら尻を突き出しているゆう子を見ながら、固くなったチンコをシコシコとシゴいた。
剥き出されたゆう子の陰部は一本の毛も無くツルツルしていた。鋭利なナイフでスパッ! と切られたようなワレメは、真っ赤な生タラコのように痛々しかった。

僕はそんなゆう子のワレメを見つめながら激しくシゴいた。そして、同じクラスの三島恵子ちゃんのアソコもこんな風になっているのかと思った瞬間、僕のペニスの先から白い精液がパッ! と飛んだ。

チンコの先からぴゅっぴゅっと精液を飛ばしながらピーンッと伸ばしていた両脚をスリスリさせた。
飛び出した精液は、幼い指で生タラコをベロリと捲っているゆう子の顔をネトネトに汚した。

精液を出し切った僕は、慌ててTシャツの裾で雑誌の精液を拭い取った。それはお気に入りのインベーダーTシャツだったが、しかし精液がおっちゃんに見つかったら元も子も無いと思い、泣く泣くお気に入りのTシャツを汚した。

完璧な証拠隠滅を終えると急いで外に飛び出した。
静まり返った道路を猛ダッシュで走り出すと、熱帯夜の風がまるでドライヤーの熱風のように僕に吹き掛かってきた。

家の前まで辿り着くと、Tシャツに付着した精液は既にパリパリに乾いていた。何気にそれを指で擦りながら暗い路地を進んだ。乾いた精液は白い粉となり、路地の暗闇の中へパラパラと舞い散っていったのだった。

(つづく)

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