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コブラ8




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 八号室のドアを開けると、それまでベッドに横になっていた患者はガバッ!と起き上がり、そして部屋に押し入って来たギヒヒヒヒヒっと笑う中村の顔を見るなり「ごめんなさいごめんなさいごめんなさいごめんなさいごめんなさい」と連続して叫びながらベッドの中に潜り込んだ。

 僕がそんな中村の後からソッと八号室に入ると、いきなり背後のドアがスっと閉まった。
「えっ?!」と僕が後を振り向き、前園さんに向かって「前園さんは来ないの?!」とヘルプ光線を出すと、廊下に立っている前園さんは、そんな僕をアクリルの窓から静かに見つめながら、(諦めろ・・・・)っと呟いているかのようにゆっくりと首を左右に振った。そして無情にも部屋の扉の鍵をガチャン!と掛けると、小さな声で「頑張って・・・」と口を動かし、そのままスーッと廊下を消えて行ったのだった。

(マジかよ・・・・)

 1人取り残された僕は、今にも泣き出しそうな心境で部屋の奥の中村に振り返った。

 中村はなぜか細川たかしの「北酒場」を口ずさみながら服を1枚1枚脱いでいた。それはどことなく今から風呂に入ろうと銭湯の脱衣場で服を脱ぐ近所のオヤジのように見えた。しかし、途中からは近所のオヤジには見えなくなった。そう、どっぷりと太ったメタボな中村の体には、そこらじゅうにイレズミが彫られていたからだ。
 中村のそれはもう何が何だがわからない図柄になっていた。背中の不動明王と両肩のお面はなんとかわかるものの、特に足首の辺がゴチャゴチャとしており、そこには竜なのか蛇なのかわからない長いものがグネグネと描かれ、それが中村の妙に細い脚に巻き付いていた。
 そんな中村は、ステテコを脱ごうとして右足に引っ掛かってしまい、おっととと・・・と酔っぱらいのようにヨロけながらベッドの上にドタンと倒れた。
 布団の中に潜り込んではブルブルと震えているおばさんは、ベッドに倒れた中村の手が体に触れるなり、ビクッ!と丸めた体を跳ね上がらせ、そして「ごめんなさい!」の声をより一層大きくさせたのだった。
 中村は北酒場を口ずさみながら、右足からステテコを脱ぎ取り、そしてそのままグンゼのブリーフをスルっと脱いだ。
 すると、僕の目に、今まで見た事もないような遊星からの物体Xが現れた。

 デカい。それはまるでボーリングのピンほどのデカさだ。

 いや、ボーリングのピンは少し大袈裟かも知れないが、しかし、そのくらいあろうかと思われるほどの立派な巨根である。
 しかも、その巨根の竿には、なにやらパチンコ玉ほどの丸い玉がそこらじゅうにウネウネと埋め込まれている。それが真珠というものなのか、はたまたシリコンボールと呼ばれる物なのかはわからないが、しかしそれは見るからに「オンナが痛がるだろ!」とツッコミを入れたくなるくらいに凶暴なボツボツ姿をしていた。

 そんな中村のペニスを僕が呆然と見つめていると、ふいに中村が僕を見上げ、「これ?この玉か?」とヘラヘラと笑いながら僕の心を読み取り、その巨大なイチモツを指で摘みあげてはそれを僕に見せつけながら「これはよ、懲役で入れた歯ブラシ玉だよ」と、妙に自慢げに語った。
 刑務所で陰茎の手術をしてくれるんですか?と思わず聞きそうになった僕は慌てて言葉を呑み、ただひたすら「凄いですねぇ・・・」と感心して見せるしかなかった。
 そんな中村の巨根には、やっぱりここにもイレズミが彫られ、太い竿に達筆で「南無阿弥陀仏」と彫られてあるのが、妙に馬鹿馬鹿しかった。

 そんな中村は布団の中でブルブルと震えているおばさんに「またまた来ましたよウフフフフフ」と囁きかけると、いきなり強引に布団を剥ぎ取った。
 中で踞っていたおばさんが「ヒィ!」と叫び声をあげ、いきなり納戸を開けられては慌てふためくネズミのようにベッドの上をガサガサと動き回り、しかしそこに潜り込む布団がないことがわかると、今度はアルマジロのように体をクルンと丸めて防御した。

「おら・・・とりあえずしゃぶれや・・・」

 中村はそんなおばさんの髪の毛を鷲掴みにし、おもいきり引っ張った。
 中村のその力は、まったくの手加減をしていない。そう、それは、こういったプレイでよくある髪の毛鷲掴みではなく、中村のソレは本気で引っ張ってるようだった。
 当然、小さな体のおばさんは、そんな中村の馬鹿力にドテッとベッドに仰向けに転がった。上品そうなおばさんの顔は恐怖で引き攣り、今にも泣き出しそうなその目は、寒さに凍えるヤギに似ていた。

「ごめんなさいごめんなさいごめんなさいごめんなさいごめんなさい」

 そう叫ぶおばさんの髪を引っ張り、自分の股間におばさんの顔を押し付ける中村は、またしても北酒場を口ずさみ始めた。
 しかし、よくよく聞けば、さっきから中村が口ずさんでいるこの北酒場は、「北ぁのぉ・・・酒場通りにわぁ長ぁい髪のオンナが似合うぅぅぅ」という部分が繰り返されているだけであり、僕は、ふいに、こいつはココしか知らないのでは?と思ったりしたが、しかしそんな事を中村に尋ねるわけにもいかず、又、だからと言ってこっそりその次の歌詞を教える事もできない僕は、そのままその壊れたレコードのような中村の北酒場を延々と聞かされたのだった。


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 中村が八号室を出て行ったのは深夜三時だった。

 相変わらず北酒場のワンフレーズをリピートしながら八号室を出た中村は、前園さんに連れられて特Aへと消えて行った。

 僕はカレーのルーのように黄色く染まったシーツを呆然と眺めながら、おばさんの「ごめんなさいごめんなさい・・・」っという声を延々と聞いていた。
 しばらくすると、中村を特Aに収容してきた前園さんが帰って来た。前園さんは八号室の惨劇と呆然とする僕を交互に見つめながら「大変でしたね」と引き攣った笑顔で笑った。

「はい・・・地獄です・・・・」

 思わず僕は本音を洩らした。
「ここは私が掃除しておきますから、とりあえずシャワーでも浴びて来たらどうです・・・」
 前園さんは、そう僕に気を使いながらそそくさと糞まみれのシーツを大きなビニール袋にいれる。
「はい・・・お言葉に甘えて・・・・」
 そう言いながら僕が部屋を出ようとすると、再び前園さんが僕を呼び止めた。
「ついでに、彼女も洗ってやって貰えませんかね・・・・」
 前園さんは、ベッドの隅でブルブルと震えている糞まみれのおばさんを見つめながら僕にそう言った。
「しかし彼女は・・・・」
 僕は中村の蛇のように嫉妬深い性格を思い出しながら表情を曇らせた。

「いや、これはあくまでも業務ですから・・・・」

 前園さんは苦笑いしながらそう呟き、脅える彼女をベッドから下すと、糞だらけの彼女を僕に預けた。
 仕方なく汚物にまみれた彼女の腕を握った僕が「いってきます・・・」っと前園さんに力なく告げると、ベッドの下に転がる浣腸器やバイブを拾う前園さんは、「呉々も・・・ヤらないように・・・」と僕の目を見ずしてそう呟いたのだった。

(たとえヤレと言われても出来ないだろ・・・)

 僕は全身糞まみれになりながら廊下をヒタヒタと歩く全裸の彼女を浴室に連行しながらポツリと呟いた。
 しかし、そう言う僕も、彼女に負けないくらいに糞まみれだった。いや、彼女の場合、全裸で糞まみれだからまだいいとして、僕の場合は服を着た上からの糞まみれな為、衣類に染み込んでいるニオイは強烈なものなのだ。それに、この糞は彼女の糞だ。彼女は自分の下痢グソだからソレを頭からかぶろうと食べようと平気だろうが、しかし僕にとったらコレは他人の汚物なのだ。
 そんな、どっぷりとヘコんでいた僕は、彼女を浴室へとダラダラと連行しながらも、おもわず眠い目を擦ってしまい、擦ってから自分の手が糞だらけだった事に気付いて慌てたが、しかし擦ってしまったものはもうどうする事も出来なかった。

 浴室に到着すると、僕は彼女を先に浴室に入れた。脱衣場で下痢グソがたっぷりと染み込んでは重くなった衣類を脱ぎ、それを廃棄衣類専用ポリバケツにドサっと捨てた。
 この廃棄衣類専用ポリバケツは主に使い捨てオシメなどを捨てる巨大汚物入れのようなものだが、今の僕の着ていた衣類には持って来いの利用方法だった。
 夜勤用の白衣とハイシャツと作業ズボンを脱ぎ捨てる。幸いにもパンツにまでは下痢グソは染み込んでいなかったが、しかしニオイが染み込んでいそうでイヤな気がしたのでそれも廃棄衣類専用ポリバケツにバサッと捨てた。そして全裸の自分の体を犬のようにクンクンと嗅ぎながら浴室のドアを開けたのだった。
 ここの浴室は、完全バリアフリーに満ち溢れた浴室で、車椅子の患者とその看護者が2人同時に入れるくらいノビノビとした作りだった。

 そんな広い浴室に、糞まみれの彼女はシャワーも出さないままポツンと立ちすくんだまま「ごめんなさいごめんなさい・・・」っと呟いていた。
 浴室に溢れていたシャンプーや石鹸の匂いが、彼女の身体から発する汚物臭で掻き消されていた。僕はそんな悪臭に吐き気を堪えながら慌ててシャワーを捻った。

「なにしてるんですか・・・早くそこに座って・・・・」

 僕は「ごめんなさいごめんなさい・・・」と呟く彼女を椅子に座らせた。
「熱くないですか?」
 そう聞きながら、彼女の身体にゆっくりゆっくりシャワーの湯を掛けてやる。
 ここの職員が、浴室で患者の体を洗うというのはそれほど珍しい事ではなかった。ここの患者というのは、やたらめったらに「糞」という物を最大の武器とする事が多く、少しでも機嫌が悪いと部屋中に糞を撒き散らしたりする癖があったからだ。そんな糞野郎的な彼女達をそのまま放置しておく事もできない僕達は、鎮静剤を強制投与した後、朦朧とする患者を浴室に連行してはシャワーで洗ってやらなければならなかったのだ。

 僕は、シャワーをぶっかけられてはワカメのようにヘタヘタに萎れている彼女の髪に、大量のシャンプーをブシュブシュとぶっかけた。そして彼女の頭をゴシゴシと指で擦りながら泡立てると、再びシャワーをぶっかけた。彼女の頭から流れ落ちる湯が洗い場の床のタイルに広がった。その湯は原液に似た黄色い汁で、香りも原液そのものだった。
 頭を洗い終えた僕は、手の平にボディーソープをプチュ!プチュ!と大量にプッシュした。それを手の平の中でグニュグニュグニュと掻き回し、それを彼女の細い肩にベタリと付けた。そして、僕の泡立った手の平を彼女の肌に満遍なく広げていく。肩、首、背中、腕・・・ヌルヌルの僕の手の平が彼女の身体中を這い回り、そこにこびり付いていた糞っカスを綺麗に落として行った。
 僕がそうやって洗っている間も、椅子に座った彼女はただ漠然と自分の足の指を見つめながら「ごめんなさいごめんなさい・・・」と呟いているばかりだ。僕はそんな彼女の横顔をソッと見つめていると、あの地獄の八号室で彼女が中村から受けた虐待がふいに頭の中に甦って来たのだった・・・・。


 中村は、正真正銘のサディストだった。相手を悲惨に懲らしめれば懲らしめる程、中村は性的興奮を高まらせているようだった。
 元々凶暴な性格の上に、一日中狭い部屋の中に閉じ込められているというストレスと、そして覚醒剤と言う異常興奮剤がミックスされた中村のその性格は、それはもう目も背けたくなる程の残酷極まりないものだった。
 全裸にされた患者は、中村の凄まじい力で無理矢理に股をこじ開けられると、そのパックリと開いた膣にスタンガンを押しあてられ、110万ボルトの電流を喰らってはあっけなく気絶した。
 ぐったりしながらも「うぅぅぅぅ」っと唸っている患者を叩き起こし、患者が意識を回復させると、再びスタンガンで気絶させた。泡を吹いては白目を剥く患者を見ながら、中村は勃起したペニスを嬉しそうにシゴく。それを何度も何度も繰り返していた。
 それが終わると、ぐったりした患者の肛門に巨大な浣腸器を突き刺し、大量の液体を患者に注入した。痩せた患者の腹がパンパンに膨らむ程に液体を注入すると、患者の肛門にゴムで出来た蓋を押し込み、汚物が洩れないようにとその上に更に強力ガムテープを何重にも張っては頑丈に固定した。

 看護士である僕も今までに何度か患者に浣腸をした経験があるが、しかし、中村のこの浣腸方法はまさに拷問と呼べるような酷いやり方で、いや、これはもはや殺人に値するのではないかと思うくらいに滅茶苦茶なやり方だった。
 肛門を隙間なく閉じられた患者は、まるで妊娠しているかのようなパンパンに膨れ上がった腹を突き出しながらベッドの上をのたうち回る。そんな患者をニヤニヤと笑いながら押さえ付けた中村は、その濡れていない乾いた膣にイボイボだらけの巨大なペニスを突き刺した。

 患者の体の上で、どっぷりと太った中村の体が激しく上下に揺れる。当然、パンパンに腫れた腹は圧迫され、患者は白目をひん剥きながら悲鳴をあげる。更にソコにスタンガンを放流させ、唇からダラダラと泡を吹いては失神する患者を見下ろしながら、中村は大量の精液を患者の膣の中に放出していた。
 更に、そんな失神状態の患者を四つん這いにされると、素早い指使いで肛門のガムテープを剥がし、肛門に押し込んでいたゴムの蓋をサッ!と外すと、目にも留まらぬ早業でその肛門にペニスをぶち込んだ。
 中村が腰を振る度に患者の肛門からはブジュブジュと黄色い汁が溢れ、中村の太ももを伝ったその黄色い汁が真っ白なベッドに広がって行く。自分の下半身を汚物でグジョグジョに濡らしながらも中村は激しく腰を振り、そして北酒場を口ずさむ。そんな中村の凶暴なペニスが激しくピストンされているにも関わらず、患者の肛門がまったくの無傷なのは、それだけこの患者が幾度も中村に拷問されているという事を物語っていた。

 中村は、汚物汁が蠢く患者の腸内に何度も何度も射精しては、その度に患者の後頭部にスタンガンを放流させた。スタンガンが放流させられる度に患者の肛門がキュッと締るらしく、中村は「これがタマンネェんだよ」と笑っていた。そんな中村は覚醒剤が効いているのか、どれだけ射精してもペニスが衰える事は一度もなかった。
 そうやって何時間も肛門を犯し続けていた中村は、ふいに僕に振り返り「どうだ、勃起したか?」と僕の股間をジッと見た。
 こんなモノを見せつけられて興奮する程、僕は野蛮人ではない。
 僕は顔面を蒼白にさせながら「いえ、まだ・・・」っと自分の股間を押えると、中村はそんな僕にペニスを見せてみろ、といった。
 冗談じゃない!と思いながらも僕は慌ててズボンを下ろした。ここで彼に逆らえるのはきっと彼の母親くらいだろう。
 急いでヨレヨレのペニスを僕が出すと、中村は「近うよれ」と手招きしながら僕を呼び寄せた。その時の「近う」という言葉が「恥垢」と聞こえた僕は、真っ赤な顔をして恥ずかしがりながらも、恥垢だらけの包茎チンポを中村の目の前に突き出したのだった。

「なんだコリャ?ウニみてぇだな」

 中村は僕のチンコを見ながらそう笑った。僕は自分のチンコを見下ろしながら、確かにこの陰毛がウニのトゲみたいだし、それにそのトゲの中でムニョっとしている小さな亀頭がウニの身に見えなくもなく、僕はふいに中村のその表現力に感心してしまった。
 そう感心していた僕のそんなウニを、いきなり亀のように首を伸ばして来た中村は、なんとツルンっと口の中に吸い込んだのだ。

「うあっ!」

 僕は焦った。男の人に、しかもこんな凶暴なおっさんにチンポをいきなりしゃぶられて驚かない男はいないはずだ。
 中村はそんな僕の尻を丸太ん棒のような太い腕でガッチリと押さえ付け、僕を逃がさないように固定すると、まるで僕のウニを味わうかのように目を細めながら口内でニュルニュルと舌を動かした。
 不覚だった。そんなはずはなかった。いや、しかし現実は違った。そう、なんと僕のそのウニは、御主人様の意志に反してみるみると固くなって来たのである。そんな僕の固くなったウニを、まるで讃岐うどんを啜るかのようにチュルチュルと唇でシゴく中村は、ふいに僕の顔を見上げては不敵にニヤッと目を笑わせた。

「次はおまえの番だ・・・」

 目をニヤリと笑わせる中村は、僕の讃岐うどんを唇からプッと吐き出すと、そう言いながら不敵に笑った。
 僕は焦った。そう、ヤツのチンポは、今まさに汚物汁がタプタプと詰まった腸の中を遊泳中なのである。
 すると中村はそんな僕の不安に気付いたのか「心配すんなチンポじゃねぇよ、俺のケツの穴を舐めろ・・・」と言いながら、患者の肛門にペニスを入れながらもそのオバケ大福のような尻をグイッと突き出したのであった。

 汚物にまみれたペニスを舐めるのがいいか、それとも精神異常なおっさんの肛門を舐めるのがいいか、と問われたら、これは、ブスな女とヤルか綺麗なオカマとヤルかと問われるくらいに悩む。いや、そんな甘っちょろい例題では許されまい、それを例えるなら、「年老いた母親を犯すか、それとも年老いた父親にオカマを掘られるかどっちだ?」という究極の選択のほうが正しいだろう。そう、どっちもイヤなのだ。
 しかし、ここで逆らうわけにはいかない。もしそれを拒否したらとそれを考えるだけで、もう僕はちびりそうなくらいビビってしまっているのだ。

 しぶしぶ僕はベッドの下に膝を付き、恐る恐る中村のオバケ大福の谷間を覗き込んだ。案の定、オバケ大福の谷間の奥には、尻毛にこびり付く捩じれたトイレットペーパーのカスがウジャウジャと潜んでいた。
 それを躊躇っていると、中村の左の尻に彫られていた龍が僕を威嚇するかのようにカッ!と睨んだ。僕はそんな龍に(わかりましたよ、舐めればいいんでしょ舐めれば・・・)っと心で呟きながらソッとオバケ大福の谷間に顔を近づける。
 と、その瞬間、いきなり僕の目の前からオバケ大福の姿がサッ!消えた。

「えっ?」

 キョトンとする僕の目の前には、スッポリと栓が抜かれた患者の肛門が、噴火寸前のヒクヒク痙攣をしながらポッカリと口を開いていた。

「あっ!」

 そう思った瞬間、患者の肛門から猛烈な飛沫をあげながら汚物が噴射した。その威力は、まるでガソリンスタンドで車のホイールを洗浄する時に使われる「高圧洗浄機」のような威力であり、僕はそれを顔面に吹きかけられながら、そのまま床にひっくり返った。
 そんな糞まみれの僕を見て、中村はゲラゲラと笑っていた。そして「これはこの間、煙草をチンコロしたお返しだ」と捨て台詞を残すと、定番の北酒場を口ずさみながら八号室を出て行ったのであった。


 そんな悪夢を思い出していた僕は、中村に対してヒシヒシと殺意を抱きながらも患者の体を手の平でヌルヌルと洗っていた。

(いつか必ず仕返ししてやるからな・・・・)

 そう思いながら患者の体を手の平で洗っていた僕は、いつの間にかその洗い方が乱暴になっていた。
 そんな僕に、患者は俯いたまま「ごめんなさいごめんなさい・・・」っとひたすら呟いている。
 そんな患者を見つめる僕のペニスが、急にムクムクと目を覚ました。
 しゃがんでいた僕の股間に、百円ライターほどの小さなペニスがピーンと立っていた。

 僕はナゼだかこの哀れな患者に無性に欲情した。

 浮気がバレ、旦那を殺し、精神病院の特別室に隔離されながら無惨に犯され続ける色情魔・・・・
 そう思う僕は、興奮で頭をクラクラさせながら彼女の太ももの間にヌルヌルの手を滑らせた。瞬間、彼女の両太ももがキュッと閉じる。しかし今の僕の手は、夜の海辺で捻り出されるウミガメの卵のようにボディーソープでヌルヌルとしており、そんな閉じられた彼女の太ももの中に入り込むのはいとも簡単なのだ。

 手の平にモズクのような陰毛の感触を感じながら僕は彼女の陰核を指先で確認すると、それをボディーソープでヌルヌルと転がしながら、もう片方の手でタプタプの彼女の胸をヌルヌルさせた。
「ごめんなさい・・・・」
 俯く彼女は脅えながら下唇を噛んだ。そんな彼女の仕草が堪らなく僕のS心を刺激する。

「体をこっちに向けて、アソコを見せなさい・・・・」

 僕は彼女の耳元にそう呟いた。自分で吐いたそんな変態的な言葉にさえ、今の僕は猛烈に欲情する。
 彼女は僕の命令通り、椅子の上でゆっくりと体を捻ると、「ごめんなさい」を呟きながら静かに股を開いた。
 彼女のソコは思っていた以上に綺麗だった。恐らく、中村が膣よりも肛門を好んでいるせいだろう。そう思いながら僕は彼女の股間の奥を更に覗き込むと、やはり彼女の肛門は腐ったリンゴのようにグチャグチャになっていた。

「舐めなさい・・・・」

 僕は彼女の前に立ち上がると、小さなペニスを彼女の唇に突き立てながら、彼女の濡れた髪を優しく撫でた。そして、「心配しなくてもいいよ、優しいセックスをしてあげるからね・・・」と彼女を見下ろし呟くと、彼女は「ごめんなさい・・・」っと小さく呟きながら、僕のペニスを口の中に飲み込んだのだった。
 僕は、約束通り彼女をノーマルな方法で抱いた。空のバスタブの中で泡だらけの2人はツルツルと滑りながら合体した。彼女の熟れた体は全身が生タコのように柔らかく、これが四十才の熟女の体なのか・・・と、そう感激しながら彼女の膣に何度も何度もペニスを擦り付けた。

 感じ始めて来た彼女は、いつしかいつもの「ごめんなさい」が消えていた。いつもの控えめな彼女の姿は消え、だんだんと積極的になって来る。
 狭いバスタブの中で仰向けになっている僕の腰に跨がる彼女は、四十才とは思えぬムチムチの胸をタプタプと上下に揺らしながら、僕の身体中を細い指で愛撫し、そして自分で陰核を弄っていた。

(これが色情魔というヤツなのか・・・・)

 上に乗る彼女をボンヤリと見つめていた僕の首に、彼女の細い指が、まるでエステシャンが老いるマッサージをするかのように絡み付いて来た。

(凄い・・・こいつは通常の女よりも、ずっとずっといいじゃないか・・・・)

 僕は中村がどうしてこの八号室の患者に執着しているのかが今ようやくわかった気がした。それと同時に、この女を抱く事により中村に対する復讐が遂げられたような感じがして気分が良かった。
 ボディーソープでヌルヌルする彼女の細い指が、僕の喉仏をコリコリと弄った。僕は空のバスタブで体が滑らないようにと、バスタブの横に付いている手すりにがっちりと掴まっている。
「あぁぁぁぁ・・・・・」
 彼女は虚ろな目をしながら激しく腰を動かし始めた。ボディーソープが、2人が結合している腰部分でグチャ!グチャ!グチャ!といやらしい音を立てた。

「いきそうですか?」

 僕は彼女にそう笑いかけた。
 その瞬間、彼女の細い指がニュルッ!と僕の首で固定した。彼女は両手で僕の首を強く絞めながら激しく腰を振りまくる。

「うっ!」

 僕は慌てて首から彼女の手を振り払おうとした。しかし、バスタブの横の手すりから手を離した瞬間、僕の体はツルン!と滑り、僕はバスタブの中で体勢を崩した。
 首を絞める彼女の手を握るが、しかしボディーソープでヌルヌルに滑り力が入らない。「やめろ!」と声をあげようとするが、しかし喉仏を強烈に締め付けられた僕はニワトリのような叫び声を振り絞るのが精一杯だった。
 彼女の十本の細い指は、容赦なく僕の首に食い込んできた。バスタブの中に不安定に押し込められた僕は、両足をドタバタと振りながらもがき苦しむが、しかし、体の上の彼女を払い除ける事は出来なかった。
 僕がもがけばもがく程に彼女の指は深く食い込み、そのうち、喉仏を激しく圧迫されていた僕の意識がスーッと遠くなって来た。

 薄れて行く意識の中で、僕の目に彼女の顔が浮かんだ。彼女の目はこれでもかというくらいに大きく開かれ、そしてその口元は嬉しそうに笑っていたのだった。

(つづく)

《目次に戻る》 《第9話へ続く》



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